Super Apps Insightsで公開したNagasawa & Associatesのリサーチノートの全件一覧。PayPay・Block・Mercado Pago 等を中核とする金融スーパーアプリの事業構造分析を、SEC開示・IR資料を一次情報として継続的に発行している。
三井住友銀行の Olive フレキシブルペイは、Visa が 2024 年 5 月に正式発表した次世代カード技術 Visa Flexible Credential(VFC)の世界第 1 号案件である。Cash App や PayPay のようにアプリ内で資金源を統合してしまうスーパーアプリの脅威に対し、Visa は「カード認証情報の中で資金源を切替える」設計で反撃した。Olive 600 万口座・モード切替利用率 70% を旗艦リファレンスに、米 Affirm/米欧 Klarna/UAE Liv/英 Zilch/ベトナム ACB へグローバル展開中。SMBC と Visa が交換したものを 5 項目で整理し、日本企業にとっての示唆を読み解く。
記事を読むX(旧 Twitter)の子会社 X Payments LLC が 2025 年末までに米国 40 州+ワシントン D.C. で送金免許(MTL)を取得し、Visa の銀行口座送金 API である Visa Direct と提携、2026 年 4 月から Early Public Access を開始した。Cash App/Venmo/Apple Cash と機能は重なるが、事業の重心は SNS から送金・決済インフラへ明確に移っている。WeChat 型『Everything App』を米国で建てるうえでの 3 つの構造的難所と、日本の LINE Pay/PayPay から見える含意を整理する。
記事を読む欧米系グローバル決済プレイヤーのうち決済規模が最大級の PayPal・Stripe・Adyen の 3 社をまず並置し、その中からビジネスモデルが最も対照的な 2 社として Stripe(米国・未上場・$91.5B 評価)と Adyen(オランダ・Euronext 上場・EBITDA マージン約 50%)を取り上げる。同じ約 $1.4T TPV を、SMB → エンタープライズ × 垂直 SaaS 積層(Stripe)と、エンタープライズ専業 × Single Platform(Adyen)という対極の経営哲学で築き上げた構造を分解し、直近 3 年の戦略的衝突——Stripe のエンタープライズ攻勢と Adyen の製品線拡張——を整理する。
記事を読むPayPay 株式会社(NASDAQ: PAYP)の 2026 年 3 月米国上場を、なぜ東証ではなく NASDAQ を選んだのかという観点から構造的に解読。米国 fintech のバリュエーション・プレミアム、SoftBank Group 傘下エンティティが議決権の約 92% を保有する資本構造、Grab/Sea Limited/Nubank/Mercado Libre 等のスーパーアプリ/決済プレイヤーの上場市場選択との比較から、日本発スーパーアプリの「どの市場で値付けされるか」という新しい論点を整理する。
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