地域 / 都市 / 産業 / 人口動態を軸に日本国内の経済構造を読み解く。 全国の平均値ではなく、地域ごとの偏りと格差の構造を分析対象とする。 公表統計の一次データにさかのぼって、数値で明らかにする。
岩手県の33市町村を国勢調査の20年で並べると、県計の高齢化率は約34%と全国でも上位にある。ただし数字の正体は、高齢者が増えたこと以上に働き手が細ったことにある。生産年齢人口は20年で27%減り、20〜64歳は4分の1以上が消えた。一方で高齢者はなお33%増え、30市町村では今も増加の途中にある。高齢化の段階は盛岡都市圏・内陸・県北・沿岸という地理と重なり、割合の高い県北・沿岸で先に、数の多い盛岡都市圏で後から介護・医療需要が立ち上がる。働き手の減少が全国有数のペースで進む岩手を、市町村別データと地図で読み解く。
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